共働き世帯の電気代、時間帯別プランは本当にお得?
共働きで日中に家に人がいない世帯の場合、「日中の電気料金が高くてもいいから、夜間が安いプランを選んだほうがいいのでは?」と考える方も多いでしょう。確かに、時間帯別料金プランはライフスタイル次第で大きな節約につながります。しかし、単純に「日中留守だから」という理由だけで選ぶと、期待外れになることもあります。
時間帯別料金プランは、大きく分けると2種類あります。ひとつは、「夜間(23時?7時など)が安く、昼間が高い」というオール電化向けのプラン。もうひとつは、「平日の昼間が高く、夜間・土日が安い」というピークシフト型のプランです。共働き世帯に向いているのは主に後者で、「はぴeタイム」(関西電力)や「夜トク」(東京電力)などが代表例です。
ただし、注意が必要なのは、昼間の料金単価が通常プランより2?3割高く設定されている点です。たとえば、週末や長期休暇で昼間に在宅する頻度が高い、在宅勤務が月に10日以上ある、といった場合は、昼間の単価差で損をしてしまう可能性があります。年間を通じて、どのくらいの時間帯にどれだけ電気を使っているかを把握してから選ぶことが重要です。
共働き世帯の電気代を節約するうえで、もうひとつ効果的なのが**「タイマー運転の活用」**です。食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、ロボット掃除機など、タイマー機能がある家電を夜間に自動運転させれば、料金の安い時間帯に電気を使えます。最近のスマート家電やアプリ連携機能を活用すれば、スマートフォンから遠隔で予約できるため、朝出勤前にセットするだけで、深夜に自動で稼働させることも可能です。
また、在宅勤務の有無によっても最適なプランは変わります。週に2?3日在宅の場合、昼間の使用量が無視できないため、時間帯別プランよりもフラットな従量電灯プランや、使用量が多い家庭向けの割引プランのほうが得になるケースがあります。新電力のなかには、「家族プラン」「フルタイムプラン」など、ライフスタイル別の専用プランを用意している会社もあり、選択肢が広がっています。
共働き世帯の電気代を最適化するには、まず過去1年間の使用実績を電力会社のマイページで確認し、時間帯ごとの使用量を可視化することが出発点です。そのうえで、複数のプランでシミュレーションし、最も年間総額が安くなるものを選びましょう。「日中は留守だから時間帯別がお得」と思い込まず、実データに基づく判断が大切です。